ビルや施設の管理会社に満足していますか?
- 専門知識や資格のないスタッフが多い気がする……。
- 全体的に昔のビル管理会社みたい…新しいシステムで提案が欲しい。
このような、ご自分の物件を管理する会社に対して、不満をお持ちの方に向けての記事となります。
物件の価値は資産の価値です。
物件価値があがれば家賃収入も上がるため、管理会社の選び方はとても重要です。
少しでも思うところのある会社なら、変えることをおすすめします。
タイトルのとおり、この記事はJR東日本ビルテックについてお伝えしていきます。
結論からいえば、JR東日本ビルテックは優良会社になります。
理由は、施設管理会社が抱える問題である、先進技術、人員不足、女性社員への取り組みなどに、明確な姿勢で臨んでいるからです。
ビルメンテナンス会社に12年いた筆者が、実際の経験をもとに、JR東日本ビルテックの良さを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1 JR東日本ビルテックについて
JR東日本ビルテックについて歴史や実績、どのような育成をしているかなど、解説していきます。
1.1 歴史
1990年創業。
本社は東京です。
その名前のとおり、JR東日本グループの建物維持管理がメインの会社です。
駅や駅ビルの利用客の方々だけでなく、その設備や施設をお持ちのオーナーの方にとっても関係性が深いことになります。
1.2 社員教育
JR東日本ビルテックは、実践的な設備を学ぶため、研修センター「FMTEC」を自社に備えています。
これにより、機器の仕組みなどの内部構造を知ることができ、現場での対応力につなげていきます。
また、「社内研修ガイド」では、職場外研修や国家資格取得支援研修などもあり、万全のサポートを敷いています。
資格に関しては、150以上の資格を手厚くサポート。
応募制で研修を行い、取得を後押ししています。
2 JR東日本ビルテックの特徴を紹介!
次にJR東日本ビルテックの特徴についてです。
ビルメンテナンス会社といっても様々です。
JR東日本ビルテックは駅を管理するのがメインの会社ですが、当然、独自の特徴を持っています。
2.1 駅や駅ビルの維持管理
駅や駅ビル、エキナカのショッピングセンターなどを管理している、JR東日本ビルテック。
鉄道業務をフォローするには、独自のノウハウが必要不可欠です。
オーナーの方には、施設価値を提供するために、オーナー側の考えに基づき、安心と快適な維持管理を統括的にマネジメント。
- 中長期的な修繕計画の提案
- 品質管理
これらにより、利用客の満足度の向上を図ります。
また、統括マネジメントでは、施設管理の主要3業務である、
- 設備管理
- 警備
- 清掃
などと共に、オーナーの方と打ち合わせや省エネの提案、事故対応の再発防止策、中長期の修繕計画といった資産価値向上の提案など、情報共有をし、オーナーの方の立場で管理します。
また、JR東日本ビルテックでは、独自のビルマネジメントシステムである「BTーSAS」を導入し、ビル管理業務のトータルサポートをしています。
システムでの維持管理情報を一元化することで、スピーディーな情報把握をできるようにするためです。
具体的には、
- 設備の点検、不具合履歴。
- 必要情報の一括検索。
- データ分析による改善提案。
- データ活用により中長期修繕計画や短期修繕計画の提案。
などが可能です。
これにより、設備の点検、保守、エネルギー使用量の管理に役立てられています。
2.2 スマートメンテナンス
スマートメンテナンスは、AI、ICT(情報通信技術)やドローン等を活用し、予防保全から予知保全につなげていくというものです。
今は建物メンテナンス業界全体が、故障の有無関係なく定期的にメンテナンスする考え方から、必要とされた時にメンテナンスする考え方にシフトしようとしています。
そのために、このスマートメンテナンスという考えで、施設を管理していく必要があるのです。
たとえば、
- 高所作業や雨漏りなどの修繕箇所の把握に人員がかかる。
- 人手が足りない場合に、対応を待たせてしまうことがある。
これらのことが考えられます。
業界の未来を考えた場合、画期的なシステムと言えるのは、人手不足を解消する方法になるということです。
また、蓄積されたデータを共有することで、壊れやすい傾向などが把握できますし、付加価値をもたらす提案も可能になるでしょう。
JR東日本ビルテックでは、安心安全を求めるために、先進技術と膨大なデータをかけ合わせ、変化していく時代にフィットしていきます。
3 JR東日本ビルテックに依頼するメリットを解説!
次はJR東日本ビルテックのメリットを解説していきます。
良い管理会社の選び方は様々ですが、元ビルメンの筆者は以下に注目します。
- 女性が活躍できる環境をサポートする、会社においての取り組み。
- エネルギー管理がしっかりとできているか。
これらを推進している会社は、施設管理会社として、時代のニーズに適した取り組みを行っていると考えられます。
3.1 ダイバーシティ推進
建物管理会社というと、通常は男性が多く、そのため女性のオーナーの方には意見が受け止められないのではないか、と懸念されることもあったと思います。
筆者のいた会社でも、女性のスタッフはほぼいなかったため、女性の立場で設備や保守ができていたかと思うと、正直わかりません。
しかし、JR東日本ビルテックでは、女性の活躍も見られます。
駅には、おしゃれなテナントも入りますし、女性のオーナーの方も多いと思います。
その中で、女性に優しい取り組みを会社が行っているからこそ、女性が働きやすく活躍しやすい環境が生まれているのでしょう。
具体的には、
- 産休・育休、短時間勤務の取得が可能。
- 子育てサポート企業として、認定マーク「くるみん」を2007年から計6回認定。
これからさらに女性の社員数を増やし、活躍する人が増えることで、これらの取り組みが社会貢献へとつながっていくことが期待できます。
また、当たり前のことですが、トイレや女性更衣室などを管理するのは、男性目線ではなかなか難しい部分もあります。
業界自体が、より女性が活躍できるフィールドを作り出す、女性目線の取り組みが増えていくことで、女性のオーナーの方やお客様などの意見も、より浸透するようになっていく。
会社だけでなく、関わった人たちにも良い影響がある取り組みですね。
3.2 エネルギーマネジメント
JR東日本ビルテックは、オーナーの方などの要望に合わせたエネルギーマネジメントを行っています。
主に、以下のとおりです。
- 省エネ
- CO₂削減
- コスト削減
以上の項目を、設備の記録を見て分析し、省エネや改修計画の提案を。
改善をした後、検証をするというサイクルでサポートします。
次にBEMSです。
これは、その施設のエネルギー使用状況を把握して省エネに役立たせるシステムです。
BEMS自体はそこまで珍しいシステムでもありません。
他の管理会社でも導入しているところは多くありますが、活用方法で大きく効果も変わってくる部分になります。
建物全体に関わるシステムですから、データの活用で、劣化具合などを把握し、設備機器のメンテナンス計画にも力を発揮。
JR東日本ビルテックでは、BEMSの活用によるエネルギーの見える化と、設備の効率的な運用を確立しています。
JR東日本ビルテックでは、法令対応も行っています。
オーナーの方が本業の事業運営に専念できるよう、環境関連法令への対応サポートを行っています。
その一環として、削減義務率の緩和につながる認定制度「トップレベル事務所」があります。
これは、東京都環境確保条例での、省エネへの取り組みが特に優秀な事務所に対して認定しているもので、この取得のサポートも実施しています。
オーナーの方にとっては、メインの事業だけに専念できるこのような取り組みは、エネルギーだけでなく、時間も削減できるため、大変効果的だと思います。
取得の実績もあるため、法令対応も任せて安心ですね。
まとめ
施設は大きな資産です。
その資産価値を高めるのは、管理会社でもあります。
この記事が間違いのない管理会社を探すサポートになれば、幸いです。