ビル管理会社

【三幸を徹底調査】ビル管理12年の筆者が優良企業か見極める!

ビルや施設の管理会社に満足していますか?

  • 通常の業務に付加価値があるとより良いが……。
  • 歴史や実績があると、もっと信用できるのだけど……。

このような、ご自分の物件を管理する会社に対し、不満や疑問をお持ちの方に向けての記事です。

物件の価値は資産の価値。

価値が上がれば収入も上がるため、管理会社選びはとても重要です。

タイトルのとおり、この記事は三幸についてお伝えしていきます。

結論から言えば、三幸は優良会社になります。

ビルメンテナンス会社に12年いた筆者が、三幸の良さを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

1 三幸について  

https://www.sanko-inc.co.jp/

三幸は、1955年設立。

東京に本社があり、総従業員数約1500人の総合ビルメンテナンス会社です。

トータルファシリティソリューションという、三幸独自のサービスを提供することをコンセプトにしています。

具体的には、

・施設管理に関するノウハウ。
・お客様の課題を解決する。
・お客様に利益をもたらす。

以上のポイントを基本の考えとしています。

1.1 展開している事業内容

展開している事業は主に、

  • 施設総合管理事業。
  • 指定管理者受託事業。
  • 環境プラント関連事業。

以上の業務ジャンルで発展しています。

施設総合管理事業は、清掃、設備管理、警備をメインの業務として、トータルに受注管理する業務。

指定管理者受託事業は、公共施設を対象とする業務。

環境プラント関連事業は省エネなどの環境問題に対応貢献する業務。

それぞれの分野において、オーナーの方をはじめとするお客様に、多様化する現代の社会に適したサービスを展開しています。

また、経営理念である以下の3つ。

  • お客様の幸せ。
  • 働く人の幸せ。
  • 会社の幸せ。

この幸せを提供するという考え方が、最近のビルメンテナンス業界には必須です。

ホスピタリティなどのおもてなし対応はよく言われることですが、ビルメンテナンスだから設備機器のメンテナンスだけ行っていれば良いと言うわけではなく、サービス業の考えを取り入れるという心構えが重要になってきています。

2 三幸の事業を紹介!

次に三幸の業務内容をピックアップして紹介します。

施設の管理会社といっても、さまざまです。

三幸の中でもメインとなるビル管理実務について、順に紹介していきます。

2.1 クリーン事業

三幸のクリーン事業の特色は、主に以下の3つです。

  • インスペクション。
  • 研修、指導。
  • アルカリイオン電解水の自社生成と活用。

まず、インスペクションというのは、現場の業務を第三者的な立場から評価し、改善へと導く業務をいいます。

全国ビルメンテナンス協会認定の清掃インスペクターが清掃現場をチェックし、高い清掃品質と現場の美観向上につなげています。

続いて、研修、指導についてです。

自社内に保有している研修センターにおいて、ビルに適した清掃スキルと人材育成を実施しています。

また、ビルクリーニング技能士や清掃作業監督者などの育成のため、特別講習や資格試験対策などを実施。

スペシャリスト養成機関としても機能しています。

アルカリイオン電解水を自社生成している取り組みについては、環境負荷を軽減するものとして、注目されています。

アルカリイオン電解水は、洗浄力に定評がある上、除菌や消臭にも効果があるため、結果的に水の使用量をおさえることにつながる製品。

清掃業務だけでなく、幅広く活用できる点や、ISO9001を取得していることで、国際的な信用もあります。

2.2 設備管理事業

三幸の設備の特色は、多角化するニーズへの対応力とスタッフ教育に大きく分けることができます。

日常設備点検や故障対応はもちろん、更新工事、運転保守、メンテナンス、改良といった管理の他に、

  • 複合用途の超高層ビルの設備管理。
  • 1現場常駐設備員数が30名。

といった、規模や性質の違うビルを担当している実績があります。

また、スタッフ教育に関しては、ノウハウを熟知したスタッフによる本社研修センターでのサポートを実施。

  • 資格取得のサポート。
  • 社内講習会の実施。
  • 会社負担による外部講習。

など、スタッフの品質と向上心を下げない工夫がなされています。

以上のことから、オーナーの方やお客様の安全や安心、付加価値による物件の価値向上に貢献することができます。

2.3 警備事業

警備業務に関しても、物件に合わせた受託実績があります。

  • 交通誘導。
  • 貴重品運搬警備。
  • イベント警備。
  • 皇族VIP来館警備。
  • 女性警備員配置による手荷物検査。

以上は一例ですが、ニーズに合わせたさまざまな警備業務を実施。

また、現場のインスペクションや責任者の集合研修も実施しており、基本である清潔感、お客様視点での言動や防災防犯など、日常的な意識改革を行っています。

その他の事業は以下のとおり。

  • オペレーション事業。
  • 指定管理者事業。

オペレーション事業に関しては、環境プラント施設などへ、スタッフを配置。

運転や設備保守などの総合マネジメント、処理プロセスの安定稼動のための技術アドバイスなどを行っています。

また、指定管理者事業では、地域の交流センターや市民センターなどの公共施設の管理を担当しています。

行政と共に公共の利益を考え、地域社会への総合的なコーディネーターとしての役割を目指し、貢献していく。

三幸は、ビルメンテナンスの基本の3業務だけでなく、多岐にわたる事業を展開しています。

3 三幸に依頼するメリットを解説!

ここでは、三幸に依頼するメリットについてピックアップして解説していきます。

良い管理会社の選び方は様々ですが、元ビルメンの筆者は以下に注目します。

  • 清掃や設備などの基幹業務にプラスアルファのメリットがある。
  • 工場や処理施設などの管理も任せたい。

これらの業務を順に解説していきます。

3.1 清掃、設備、警備業務

ここでは、清掃、設備、警備業務のメリットを解説していきます。

まずは清掃です。

日常清掃や定期清掃、特殊な機械や薬剤などを使用する臨時、特別清掃などの他に、三幸ならではの特色として以下があります。

  • 病院清掃。
  • クリーンアテンダント。

三幸の病院清掃は、院内清掃の医療関連サービスマークを取得しており、安全と信頼性を提供しています。

  • 医療環境の維持管理。
  • 医療廃棄物の管理と院内感染の防止。

など、管理を徹底した上で、日常業務から院内環境を守ることにつなげています。

続いて、クリーンアテンダントとは、美化清掃作業とコンシェルジュサービスを合わせた形の専門スタッフ業務です。

セグウェイを使用した巡回業務では、街の人たちとのコミュニケーションを取り、道案内なども行いながら、地域社会とのふれあいも大切にしています。

次に設備業務です。

三幸の設備業務は、その施設の特性や管理体制に適した対応を取っています。

たとえば、

  • 24時間365日の常駐体制。
  • 24時間365日対応のコールセンター。
  • 平日日中の常駐体制と緊急対応の組み合わせ。

以上があり、万全の体制を築いています。

さらに実績については、超高層複合用途ビル、工場や研究所、学校、ホテル、病院など多岐にわたるものがあり、ビルメンテナンス業界における実績とは、管理可能という証明なので、より信頼につながります。

また、施設の各種点検工事はもちろんのこと、照明LED化などの省エネルギー対応も可能。

他には、お客様サポートとして、

  • 建物設備の中長期保全計画。
  • コストコントロール。
  • 施設内のリスクマネジメント。

など、長年の歴史で蓄えられたノウハウで、お客様に改善提案することも可能です。

最後は警備業務。

三幸では、一般的な施設警備の他に、貴重品運搬警備業務も可能な他、機械警備やプール監視など、幅広い施設カバー力を所持しています。

ビルメンテナンスのメイン業務と言われる清掃、設備、警備業務に、三幸ならではのオリジナリティが組み合わさっている形態は、信頼できる要素がたくさんあり、頼もしい限りです。

3.2 オペレーション事業

三幸のプラントでのオペレーション業務は、技術の進歩やお客様ニーズをとらえた総合的な管理を行っています。

プラントとは、工業活動に必要な素材、または資源を作り出す生産設備のことを指し、実績としては、

  • 一般廃棄物再資源化。
  • 廃熱回収プラント。

など、運転操作、計画だけでなく、コンプライアンス管理や効率的な環境負荷低減なども行っています。

一般廃棄物の再資源化は、CO2排出量の低減に貢献。

焼却の際に発生するエネルギーを回収および再利用することで可能です。

さらには、

  • 原子力プラント運転業務。
  • メーカー認定事業者としての提携業務。

など、信頼とノウハウが無ければできない業務を実施。

メーカー提携業務に関しては、浄水場施設の高度浄水処理システムの設備定期保守などを管理しており、お客様の事業提携パートナーとしても付加価値のあるサービスを展開しています。

まとめ

ビルや施設はとても大きな資産です。

現在の管理会社に疑問を感じたら、見直すことで、資産価値を高められる可能性が大いにあります。

施設価値向上のため、提案力やビジョンがわかりやすい管理会社を選びましょう。

この記事が、大切な資産を活用する一助になれば幸いです。