管理会社の対応が良くない、ということはありませんか?
- 不具合対応に時間がかかるし、説明がわかりにくい……。
- 空調の消し忘れはないかな……前にあったから気になる……。
- 点検が雑な気がする……。
このようなケース、あると思います。
お持ちの物件で上記のような疑問がある方に向け、今回の記事を紹介させて頂きたいと思います。
物件の価値は資産の価値。
価値があがれば、オーナーの方の収入も上がるため、管理会社選びはとても重要です。
そして対応に疑問のある会社なら、変えてしまうことをおすすめします。
日頃の不満があると、少しの対応ミスでも、悪く見えてしまうもの。
タイトルのとおり、この記事は三菱電機ビルテクノサービスについてお伝えしていきます。
結論からいえば、三菱電機ビルテクノサービスは優良会社になります。
ビルメンテナンス会社に12年いた筆者が、業務経験をもとに、三菱電機ビルテクノサービスを紹介していきますので、ぜひご覧ください。
1 三菱電機ビルテクノサービスについて
1954年設立。サービスの拠点は全国約280ヵ所。
東京に本社がある、トータルビル管理サービスの会社です。
「ビルを、まるごと、心地よくする」というスローガンのもとに、資産価値を高めるサービスを実践しています。
- 設備の遠隔管理
- ビルの資産価値を高めるコンサルティング
- ビルの設備を最適な環境に合わせる総合リニューアル業務
これらは、オーナーの方にとって心強いものばかりですね。
次に各分野についてです。
1.1 実績と歴史
電機と名前のつくとおり、三菱電機ビルテクノサービスの主な業務は、設備管理です。
特にエレベーターは、1958年に東京タワー展望用エレベーターの保守を開始したとあるとおり、歴史があります。
やはり、ビルなどの施設管理は、長い歴史の中で培ったノウハウが重要なポイントの一つだと思います。
1.2 メンテナンス&リニューアル
三菱電機ビルテクノサービスといったら、エレベーターと筆者は勝手に思ってしまいます。
メンテナンス面では、利用者に安心と安全、快適さを提供するために、遠隔管理システムや専用コンピューターなどを駆使し、最新技術と高度な技能で点検や故障に対応します。
また、リニューアル面では、確かな技術で新設、リニューアル工事を行っています。
たとえば、ビルやマンションの高層化やバリアフリー化、また修繕や耐震対策のためなど、各種ニーズに応えています。
1.3 教育センター
三菱電機ビルテクノサービスは、グループ会社も多く、教育センターなどの教育研修も徹底しています。
東京にある教育センターには全国から社員が集まり、階層別研修などを行っています。
ここで技術やスキルを学ぶことで、施設を守る技術力が培われているのは間違いありません。
2 三菱電機ビルテクノサービスの特徴を紹介
次に三菱電機ビルテクノサービスのシステムを紹介します。
2.1 ビル設備運用システム「FacimaBAシステム」
オープン化システムでビルの設備を一元管理しています。
独自の監視システムを採り入れ、エネルギーが今どれくらい使用されているのかを「見える化」にすることで、誰もが省エネに関われるようにしています。
具体的には、
- 電力デマンド監視・制御
- 自動制御
電力デマンドというのは、オーナーの方が設定した目標電力値に近づくと警報が鳴るようにすることで、節電対策になります。
自動制御では、設定値を超えないように電力を自動で遮断するなどの工夫で省エネを推進します。
筆者の勤めていたビルでも、デマンド対策はかなり神経を使いました。
夏場などは館内空調も低く設定しないとテナントからクレームが入り、しかしながら設定値は超えてしまうと今度はオーナー様が……といったように、朝からデマンド警報との戦いでした。
自動で遮断する機能があれば、スタッフが他の対応で出ているときにも、節電を休めず行えることは、オーナーの方にはメリットがあると思います。
また、BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)機能というものがあります。
これは、ビル管理の省エネには欠かせないシステムです。
「ベムス」と言えば、ビル全体のエネルギー管理と課金などが可能で、テナントが設備機器などをどれだけ使用しているかなどが「見える化」できます。
他には、
- テナントごとのエネルギー使用状況を確認できる。
- 対象テナントのデータをもとに課金処理し、請求書も作成できる。
- ビル全体の稼働状況やトラブル、警報などを一元管理。
などが可能です。
特に「見える化」というのは、今の時代のビル管理には必須で、安心安全の側面でも、省エネを計画するにも重要なことですから、資産価値向上をスムーズにサポートすることが期待できます。
2.2 「ファシーマサポート契約」
FacimaBAシステムと合わせて、クラウドサービスや改善プランニングで、ビルの資産価値向上をサポートします。
インターネット情報提供サービスである、クラウドサービスなどでエネルギー管理をすることで、情報を保管管理し、資産価値向上につなげていきます。
省エネ、省コスト化を推進し、予防保全というトラブルが起きる前にシステム不具合を洗い出します。
2.3 三菱ビル遠隔管理サービス「メルセントリーWis」
オーナーの方のビルと情報センター、警備会社をオンラインで結び、設備の稼働状況なども含めた遠隔管理ができます。
これによりできることは、
- あらゆるビル設備をまるごと遠隔管理。
- 監視カメラが壊れていないかを、情報センターが常に監視。
故障などがあれば、サービス拠点からスタッフが駆けつける仕組みになっています。
さらに「省エネ法対応サポート契約」は、ビルの省エネ・省コスト化をサポートします。
それは、月々のレポートで電力使用量の増減原因を把握できるため。
ビルの規模や用途にあわせて、最適のシステムを選べることで、ムダの無い省エネなどが推進できるのは、資産価値向上のためにも重要なことですね。
次は、メリットを紹介します。
3 三菱電機ビルテクノサービスに依頼するメリット
次に、三菱電機ビルテクノサービスに依頼するメリットを紹介していきます。
元ビルメンの筆者は、ビル管理会社には以下のことを注目します。
- 24時間体制でトラブルに対応できるか。
- コストをできるだけ抑えられるか。
- 情報連絡は迅速に行えるか。
いずれも、当たり前の項目ですが、意外と盲点だったりします。
3.1 サポート体制の充実
サービスの拠点は全国約280ヵ所。
約6,000人のエンジニアが対応しています。
情報センターは全国に8ヵ所あり、24時間365日受信体制を整えて、ビル設備を守っています。
また、全国9ヵ所にある資材センターが、部品の在庫管理を徹底し、迅速な対応につなげていることが、トラブル対応の迅速さに期待できるところです。
3.2 エレベーター管理
油圧式エレベーターをロープ式のエレベーターに変える取り組み「エレ・ファイン」
心臓部である、制御・駆動部を変えるだけで変更でき、電力も大幅に減らすことができ省エネを実現しています。
これは最新のロープ式エレベーターはモーターの駆動効率が高いため。
このサービスによるメリットは、
- 既存設備をそのまま使うことで、コストが抑えられる。
- オプションが充実している。
などがあります。
オプションでは、エレベーター内の照明をLEDにしたり、エレベーターが閉まる際のセンサーなどをつけることができます。
エレベーターかご内の照明などは、そのビルの印象も変えますから、重要なポイント。
やはり、エレベーターには強さを発揮しています。
3.3 故障情報提供サービス
携帯電話やパソコンに、設備の異常情報をメールで通知します。
外出時や夜間など、どこでも異常が確認できるのは安心ですね。
また、具体的には、
- パソコンからWeb経由で、過去の設備故障履歴が閲覧できる。
- ビル設備の故障頻度を確認。
- リニューアル時期の検討に活用できる。
テナントやマンション住人の方からの問い合わせにも、迅速に対応できます。
どこにいても、お持ちの物件の設備故障が出た場合、知らせてくれるのはメリットだと思います。
やはり、オーナーの方が知らない情報も、報告で初めて聞くということがあるもの。
それだとタイムロスが生まれてしまい、迅速な情報提供とはなりませんよね。
三菱電機ビルテクノサービスの故障情報提供サービスなら、随時、連絡を送ってくれるので、安心です。
まとめ
ビルやマンションなどの物件は大きな資産です。
省エネなどでコストを低減し、かけるべきところにお金をかけることを推進できれば、資産価値向上にもつながります。
そして物件の価値が高くなれば、オーナーの方の収入も大きく変わってくるのです。
この記事が少しでも参考になれば、幸いです。